背の高い彼氏が欲しい

帰りの地下鉄に乗り込んだら、中学生ぐらいの女性集団(5人)が居ました。
彼女たちは、皆小柄で140cm位だったと思います。

私は、イヤホーンを掛けていたのでそしらぬ顔をして彼女たちに背を向けていました。
すると、私の背後に位置するひとりの女性が、左手を挙げて天上から下がっている手すりを触ろうとしていました。

お連れのひとりが、その彼女に向かって「何やっているの?」と、不可思議な行動を阻止しようとしています。

彼女が言います。「背が高いなー。背の高い彼氏がいたらいいなー、とおもって」


背伸び / kakki**

彼女たちは、恋愛話に敏感なお年頃のようで、この話に乗ってきた。
「ねえ。幾つあると思う?」
「175」
「179.5」 ....etc

彼女たちの視線から察するに、私のことをでしょう。
因みに、私の身長は182cm。

全員、外れ。

駅に着いたので、私は降りることにした。
この話は、ココまでなんだが、振り返って思い出すと、何だか微笑ましい会話に思えてしまう。

私にも、「あこがれの恋愛」みたいな時期があったからだ。

そう言えば、ラッキーアイテムなんて信じて身につけていたっけ?
今となっては、遠い笑い話になりそうだな。 (*^_^*)

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